ピロリ菌検査について

当院のピロリ菌検査について

内視鏡で胃の粘膜を採取して検査を行います。迅速検査が可能で、その日に結果がわかります。
採血検査の場合は保険適用にならず自費5,000円での検査になります。採血したのち2、3日後に結果が出てきます。
ただし、この採血検査でピロリ菌が胃に存在するとなった場合は、再度内視鏡検査が必要になります。

ピロリ菌とは

ピロリ菌の正式名称はヘリコバクター・ピロリと言われ、胃粘膜に生息している微生物です。ピロリ菌の感染経路は不明ですが、飲み水や食べ物を介して口の中に入り感染するのではないかと言われています。その為、同じ環境で生活している家族でピロリ菌保持者がいると、他の家族もピロリ菌を保持している可能性があると言えます。
戦後、上下水道が整備され、徐々にピロリ菌保持者は減少に向かっているとも言われています。現在ではピロリ菌保持者は高齢の方に多く、環境が整備された以降に産まれて来た若者には少ないようです。

ピロリ菌は感染しているだけでは特に症状は出ませんが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患者さまにはピロリ菌に感染している人が多く、胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍の発生にピロリ菌が関与しているのではないかと言われています。ピロリ菌を除去するとこれらの病気を発症する可能性が低くなるので、積極的にピロリ菌を除去するように勧められています。

検査をしたほうがよい人

  • 親族にピロリ菌の保菌者がいる人
  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍を繰り返している人
  • 胃痛などを繰り返している人

なんともいえない胃の不快感の原因はピロリ菌だったということもあります。常に胃の調子がよくないと感じている方は、一度ご相談ください。
まれにですが、どのような薬を用いてもおさまらない慢性蕁麻疹だったのが、ピロリ菌の除菌によって治まったという例もあります。長期の蕁麻疹に悩んでいる方は、一度ご相談ください。

検査の流れ

最初に診察を受けて頂き、そこで検査の必要があると判断すれば検査予約を行います。お電話での検査予約も承っております。その場合は検査時に診察を行います。事前の注意事項は、予約のお電話を頂いた際にお伝えしています。
検査当日は、予約の場合であれば8:30から検査を行っています。8:30からではご都合がつかない方はご相談してください。

どのように除菌するのか

ピロリ菌を除菌する場合は、1種類の「胃酸の分泌を抑える薬」と2種類の「抗菌薬」の合計3剤を、1日2回、7日間服用し、その後4週間以上あけて、ピロリ菌が除去出来たかの検査を行います。1回の服薬で除菌出来る確率は75%ぐらいと言われています。もし1回で除菌出来なければ、再び7日間かけて3剤の除菌薬を服用します。この時に抗菌薬の1種類を別の薬に変更します。

検査にあたっての注意点

22時以降は食べ物の摂取はせずに、朝食も抜いてお越しください。
水分は摂取して頂いて大丈夫です。

すこしでも気になる事が
ございましたら
なんでもご相談ください

058-392-1226 診療時間 9:00~12:00 / 16:00~19:00

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