胃内視鏡検査を検討している方へ
のメッセージ
何かが見つかると怖いから、また、胃カメラ=痛みを伴う、という漠然とした理由から胃内視鏡検査(胃カメラ)を避ける人もいますが、まずは一度検査を受けてほしいと考えています。
特にピロリ菌がいるかいないかで、今後の胃の経過の見方が変わってきます。ピロリ菌がいなければ、必要以上に胃がんの心配をする必要はなくなります。
また、胃内視鏡検査(胃カメラ)で胃内部の状態を確認することで、今後の検査計画なども立てやすくなってきます。
早期検査が必要な理由
ピロリ菌の有無を確認することで、今後の胃がん予防や検査を行う頻度の目安を立てやすくなる為、早めに検査を行うことをお勧めしています。
当院の胃内視鏡検査について
当院では胃内視鏡検査(胃カメラ)は基本的に経鼻で行います。痛い・苦しいなどのイメージを持たれている方もいらっしゃいますが、当院では苦痛が伴わないように様々な工夫をしながら検査を行っております。痛みや苦痛を伴わない為、検査中も患者さまがモニターでご自身の胃の中を見られるので、様々な質問を頂くこともあります。質問がなくとも、気軽におしゃべりをしながら検査を受けることが可能です。
胃内視鏡検査(胃カメラ)は、しっかり麻酔をきかせたかどうかでその後の痛み方に差がでてきます。
当院では、時間をかけて麻酔が粘膜に広がるようしていますので、痛いと訴えられる方はほとんどいません。痛みを伴うのは、麻酔がきちんときいていない状態で次々と検査を進めてしまうからです。また挿入時にもコツがあり、つらくない角度や苦痛のない体勢をつくることで、痛みを感じたり、えづいたりすることはなくなります。
麻酔の方法は鼻にスプレーを噴霧する方法です。基本的には検査中に麻酔で眠らせることはありませんが、ご要望があれば可能ですので遠慮なくご相談ください。
胃内視鏡検査をすることでわかること、出来ること
ピロリ菌感染の有無や胃炎の状態の確認が可能です。これらの状態によって今後の検査頻度なども決めることが出来ます。
また胃内視鏡検査(胃カメラ)をすることで、胃がんの予防にも役立てることが出来ます。
検査をしたほうがよい年代、症状など
40歳以上の方は、一度は胃内視鏡検査(胃カメラ)を受けられることをお勧めします。
また、胃痛がある時、黒い便が見られた場合(胃からの出血の可能性がある為)、胸焼けや、胃から何かあがってくるなどの違和感を感じた場合などは、速やかな検査が必要になってきます。
また、家族や親戚にピロリ菌の感染者がいる方や癌家系の方も、早めに一度検査を受けることをお勧めしています。ピロリ菌は感染する菌です。その為、家族に感染者がいて同じ環境で過ごしていた場合、感染している可能性があります。
バリウムとの比較
バリウム検査は、検査後も下剤を使用しなければならず、便が出ないなどの苦しい状態が続くこともあります。また、バリウム検査には限界があり、検査で写る影が何か判断することは出来ません。その為、最終的には胃内視鏡での検査が必要になってきます。
検査の流れ
一般的な流れ
最初に診察を受けて頂き、そこで検査の必要があると判断すれば検査予約を行います。お電話での検査予約も承っております。その場合は検査時に診察を行います。事前の注意事項は、予約のお電話を頂いた際にお伝えしています。
検査当日は、予約の場合であれば8:30から検査を行っています。8:30からではご都合がつかない方はご相談ください。
※緊急の場合は必ずしもこの通りではありません。
費用
胃内視鏡検査のみ | 3,500円(税抜) |
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胃内視鏡検査+ピロリ菌除去 | 5,000円(税抜) |
胃内視鏡検査+生検 | 4,400円(税抜) |
胃内視鏡検査+生検+ピロリ菌除去 | 8,000円(税抜) |
検査にあたっての注意点
22時以降は食べ物の摂取はせずに、朝食も抜いてお越しください。
水分は摂取して頂いて大丈夫です。